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マーケットリスク管理コンサルタント 倉井健一

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長期金利のはなし

2015年1月3日

長期金利が昨年末に史上最低(0.31%)を記録しました。この機会に長期金利について考察してみたいと思います。

長期金利とは

長期金利とは何でしょうか?

リテラルな意味からすると長期間の金利のことですが、金融や経済の分野で長期金利という場合は10年物国債の利回りを指しています。つまり10年後に償還を迎える国債に投資したときにあなたが受け取ることができる利回りのことです。今では30年物や40年物の国債も市場で発行されて取引されていますが、過去との連続性や流動性などを勘案して10年の年限を持つ国債の利回りを取り合えず長期金利の指標として定めています。

次に長期金利はどのように決定されるのでしょうか?長期国債は市場で自由に取引されており、先物市場も整備されています。その意味では長期金利は需給に応じて市場で決まるものだと言えます。つまり政府や日銀が恣意的に決めるものではないとされています。

日本経済の体温

私は長期金利というものは日本経済の体温のようなものだと思っています。人の体温が体調によって変化し、病気になったときは体温が上昇して教えてくれるように長期金利は日本経済の状況によって変動する。経済は複雑な生態系にも例えられますが、日本経済の置かれている本質的な状況というものはある意味正直に長期金利として表れてくるといえるでしょう。

長期金利に影響を与える最も重要な2つのファクターがあります。実質経済成長率とインフレ率です。今後10年間の実質的な経済成長率とインフレ率は事後的にしか知り得ないので、長期金利に影響を与えているのは期待成長率と期待インフレ率であると言えます。つまり、今後10年間にどの程度経済成長できるのか、その間のインフレ率はどのくらいなのかということに対する予想が現在観測されている長期金利に表れてくるわけです。

あるべき長期金利の水準

具体的には実質経済成長率とインフレ率の和が長期金利の水準を決定します。つまり、日本の潜在成長率が1.0%程度、デフレ傾向を反映して期待インフレ率が-0.5%程度の場合、1.0%-0.5%=0.5%が長期金利の水準として期待されるわけです。そして現在の状況とも整合します。

しかしながら、アベノミクスでは目標とするGDPの名目成長率(実質+インフレ)を3%に置いています。黒田日銀はインフレ率の目標を2%としていますから実質成長率は1%程度ということになるのでしょう。この場合、長期金利の落ち着くべき水準も3%程度になります。つまり、政策目標から期待される長期金利の水準は3%程度であるにもかかわらず、日銀による積極的な国債の買い入れ施策により長期金利の水準はゆがめられて0.3%に低下し、実質金利はマイナスに誘導されているわけです。

アベノミクスの行き着く先

このような大胆かつ徹底的な非伝統的な金融政策が長い目で見てどのような影響を我が国の経済に与えるのかということについては注意深く見ていく必要があります。また、政治が日銀の金融政策を間接的にせよ利用したという事実は今後長い影響を与えていくことになるでしょう。

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